2020年7月に開幕する東京オリンピック。
今回の東京オリンピックから、サーフィンが新競技として採用されることになりました。
サーフィンのルールがよくわからない、サーフィンの試合なんてみたことないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、東京オリンピックサーフィンのルールや、競技の日程・注目選手をご紹介します。
東京オリンピックサーフィンのルールは?
サーフィンは、サーフボードに乗ってバランスを取りながら波に乗るウォータースポーツです。
(使用するボードについて)
サーフボードには、長さ9フィート(約274cm)以上のロングボードと長さ6フィート(約183cm)前後でボートの先が尖っているショートボードの2種類があります。
東京オリンピックで行われるサーフィンは、ショートボードを使用し競技を行います。
(競技方法)
選手は、決められた時間の中で約10本前後のライディングを行い、そのなかから得点の高い2本のライディングの合計点によって得点が決まります。
(基本の決まり)
・原則として1本の波に1人しか乗ることはできません。
1つの波にサーファーは必ず1人です。
・波のブレイクしているところより、近いところにいるサーファーに優先的に波に乗る権利があります。
(波に関する用語)
サーフポイント・・・サーフィンに適した波が崩れる場所
ブレイク・・・・・・波が崩れる状態
ポイントブレイク・・海底が岩などでできていて波が規則正しくブレイクするポイント
ビーチブレイク・・・海底が砂でできているポイント
カレント・・・・・・海の中の水の流れ
ダンパー・・・・・・一気にブレイクする波
チューブ・・・・・・波がブレイクするときにできる空間
フェイス・・・・・・波の滑走する面
トップ・・・・・・・波の上
ボトム・・・・・・・波の下
リップ・・・・・・・波のトップの崩れてくる場所
(サーフィンに関する用語)
パドリング・・・・ボードにうつぶせになって水泳のクロールのようにこぐ動作
テイクオフ・・・・パドリングから波に乗って立ち上がる動作
ボトムターン・・・波のボトムでターンする動作
チューブライディング・・・チューブの中をサーフィンする技
トップターン・・・波のトップでターンする技
リッピング・・・・波のリップにボードを当ててターンする技
フロントサイド・・体の胸が波に向いている状態
バックサイド・・・体の背中が波に向いている状態
レギュラースタンス・・・ボードに立った時左足が前に来る状態
グッフィースタンス・・・ボードに立った時右足が前に来る状態
フローター・・・・・・・スープの上を滑る技
エアーリアル・・・・・・波からボードと一緒に飛び出して着地する技
テールスライド・・・・・トップターンの時ボードのテールを強く押してスライドさせる技
ドルフィンスルー・・・・ボードを鎮めて波の下を潜り抜ける技
東京オリンピックサーフィンの日程は?
東京オリンピックサーフィンの日程は下記の通りとなっています。
会場は、釣ヶ崎海岸サーフィンビーチです。
(男子)
7月26日(日)7時~16時20分 ラウンド1・2
7月27日(月)7時~17時40分 ラウンド3
7月28日(火)7時~15時 準々決勝・準決勝
7月29日(水)8時~13時 3位決定戦・男子決勝
(女子ラウンド1)
7月26日(日)7時~16時20分 ラウンド1・2
7月27日(月)7時~17時40分 ラウンド3
7月28日(火)7時~15時 準々決勝・準決勝
7月29日(水)8時~13時 3位決定戦・女子決勝
※7月30日(木)~8月2日(日)は悪天候などの時のための予備日となっています。
東京オリンピックサーフィンの注目選手は?
東京オリンピックサーフィン競技日本代表選手は、男子2名・女子2名の計4名が出場する予定です。
2019年8月、日本プロサーフィン連盟・日本サーフィン連盟・World Surf League Japanは強化指定選手75名を発表しました。
そのなかで最も代表に近いA代表として男子8名・女子6名の選手が選出されました。
その中から、男子の一番の注目選手といえば、日本国籍を選択して東京オリンピックへの出場を希望した五十嵐カノア選手ではないでしょうか。
数々の大会で輝かしい実績を残しており、日本国籍への手続きを終わらせた後に出場した「2018ISAワールドサーフィンゲームス」では個人で銀メダルを、団体では日本初の金メダルを獲得し大きく貢献しました。
大原洋人選手も注目選手といえるでしょう。
8歳からサーフィンをはじめて13歳でNSA全日本選手権で優勝するという素晴らしい実績の持ち主です。
2018年には3度目のCT出場を果たしたりとこれから世界での活躍が大いに期待される選手です。
女子の注目選手は、前田マヒナ選手。
ジュニア時代に出場したISAでワールドジュニアのU-16ガールズで2013・2014年と連覇を果たすという快挙を成し遂げています。
また、松田詩野選手にも注目です。2018年ISAワールドジュニアではU―16で個人2位となり、日本の団体金メダルにも大きく貢献した一人です。
男子も女子もメダルを狙えそうな輝かしい実績の持ち主ばかりが揃っているので今から東京オリンピックが楽しみです。
東京オリンピックサーフィンのルールのまとめ
いかがでしたでしょうか?
日本人にとってなかなかサーフィンを身近に感じる人はとても少ないのではないかなと思います。
この機会に、東京オリンピックから新採用となったサーフィン競技にぜひテレビで現地で触れてみてください。
世界中から集まったトッププロ選手が繰り広げる技の数々にきっと魅了されるはずです。
そのためには、ルールを知ったうえ観戦することができればいろいろな角度から試合を楽しむことができるし新しい魅力も発見することができます。
正しいルールを知って東京オリンピックサーフィン競技を思いっきり楽しみましょう。
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