【東京オリンピック】空手のルールや種目を大解剖!

空手

東京オリンピックで復活競技に野球が選ばれたことが大きな話題となりましたが、実は新しく正式な種目として追加された「空手」も注目を集めています。
東京オリンピックの空手のルールや種目について詳しくご紹介します。

オリンピックに空手のイメージがない方も多いですし、この競技についても知らない方の方がまだまだ多いはずです。
東京オリンピックが始まる前に、ぜひチェックしておきましょう!

東京オリンピックの空手のルールと種目について

東京オリンピックの空手のルールや種目については、新たに追加された種目ということもあり、今回初めて空手というものをちゃんと観るという方が多く「空手にルールや種目があるの?」なんて言う方もいるはずです。

空手にもちゃんとルールや種目があります。

そもそも空手はすでに世界各国に浸透しているスポーツの一つで、

世界空手連盟=WKF
全日本空手道連盟=JKF

という二つの大きな団体があり、これらの団体が、今回の東京オリンピックの種目としてとりいれられるよう、働きかけてきました。

まず、東京オリンピックの空手の種目ですが、「形」と「組手」があります。

形=男女
組手=男女それぞれ3階級

といったように、合計で8種目となっています。

階級についてですが、軽量級、中量級、重量級と3つの階級に分けられており、

男子:軽量=67㎏以下・中量=67~75㎏・重量=75㎏以上
女子:軽量=55㎏以下・中量=55~61㎏・重量=61㎏以上

となっています。

次に東京オリンピックの空手のルールを見ていきます。

世界空手連盟のWKFと全日本空手道連盟のJKFでは、ルールに違いがあります。
どちらが東京オリンピックの空手のルールに採用されるのかが話題となっていましたが、世界空手連盟のWKFのルールで行われることが正式決定しました。

空手の競技種目は、先にも書いている通り、組手と型の2つがあります。それぞれにルールがありますので、詳しくご紹介します。

組手のルール

「空手」と聞いて想像する方が多いと思いますが、戦う相手がいて、空手の技を駆使して攻防をし、得たポイントで勝敗を決めるというのが「組手」になります。

コートの大きさ:8m×8m
時間     :男子3分・女子2分
階級     :男女ともに5階級制
勝敗     :時間内に8ポイント差をつけた方の勝利(ポイントが多い方が勝利)
反則や失格や棄権などがあった際は相手勝利となる
同点の場合は判定で勝利者を決定する

ポイント   :顔面・頭・頸部への蹴りや投げられたり自分で倒れたりした相手への攻撃の場合=3p
腹・胸・背中・脇腹への蹴り=技あり2p
7か所の攻撃部分のどこかに極めた突きや打ち=有効1p

相手を負傷させたり、試合相手や審判員に無礼を行ったりすることは減点対象になってしまいます。

型のルール

空手には定められた型があり、WKFで決められている75種類ほどの型の中から選び、突きや蹴りを披露し、型の正確性や力強さなどを競います。

コートの大きさ:12m×12m
勝敗     :コート上に赤と青の選手一人ずつが入ります。
お互い指定された型で演武を披露し、5人の審判員があげた旗(赤と青)の色が多い方が勝利となります。

トーナメントになっているのですが、初めから決勝戦まで、1試合ごとに違う型の演武を披
露しなければいけません。
ただ型があっていればいいのではなく、その型の意味をしっかり理解していなくてはいけません。
また、蹴りの力強さや型のバランス、演武のリズムなどもしっかりと審判にチェックされます。

東京オリンピックの空手の型の勝敗に関しては、審判員に旗を揚げてもらうのではなく、直接点数をあげてもらって、それを合計して勝敗を決めるという案も出ています。

東京オリンピックの空手の試合会場について

東京オリンピックの空手の試合が行われる会場は、皆さんもよく知っている「日本武道館」になります。
日本武道の聖地ともいわれていますし、よくコンサートなどでも利用されている会場ですね。

日本武道館へのアクセス方法は、

電車:東京メトロ東西線・半蔵門 都営新宿線「九段下」2番出口をでて歩いて5分

となっています。

できるだけ公共交通機関を利用して行くことをおすすめしますが、どうしても車で行きたいという方は、近隣駐車場として「北野丸公園第三駐車場」があります。

この駐車場は、日本武道館の駐車場ではありません。
営業時間は8:30~17:00で、普通車259台分のスペースが確保されています。
乗用車なら最初の3時間までが400円で、以降は1時間ごとに100円加算になります。
大型車になると、最初の3時間まで1,000円で、以降は1位時間ごとに200円加算となっています。

営業時間が夕方の17:00ですから、夜の試合を観戦するとなると、この駐車場は利用することができませんね。

気になる東京オリンピックの空手の試合日程は下記の通りとなっています。

8/6(木):男女 形/組手 9:00~14:30・17:00~21:15
8/7(金):男女 形/組手 9:00~14:20・17:00~21:15
8/8(土):男女 形/組手 準決勝・決勝 14:00~20:35

もうすでにチケットの予約販売は始まっており、見事希望の空手のチケットを確保した方もいますよね。
残念ながら手に入れられなかった方も、大会期間中には、会場の周りにチケット販売窓口も設置される予定ですので、あきらめないでください!

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東京オリンピックの空手でメダルは獲れる?

東京オリンピックの正式種目となった空手ですが、すでに空手は世界各国に浸透しているスポーツです。
海外の空手選手で強い選手もたくさんいますので、組手に関しては、メダルが獲れるかどうかはなかなか予想がつきません。

ですが、東京オリンピックの空手にはもう一つ「型」という種目があります。

「型」は強さを競うのではなく、型のキレや姿勢、バランス、力強さなどを競う種目になります。
日本の空手選手は、もともと型が美しい選手が多く、十分メダルを狙えるレベルに達しているといってもいいでしょう。

海外の選手は、型の意味を理解している選手はそれほど多くなく、見た目の動きやスピード感だけで競ってくる傾向があります。
日本人は、しっかりと型の意味を理解し、技能的な面においても海外の選手よりもレベルは高いという声が多く上がっています。
これらのことから、日本選手の方が、「型」においてはかなり有利であるといえます。

メダルを獲れる可能性がどれくらいなのか?という質問が多く寄せられているようですが、空手がオリンピックの正式種目になって初めての大会ということもあり、海外からどんな選手が出てくるのかもわかりません。

ただ、種目によっては、日本人選手もメダルを十分に狙えるだけの実力をもっています。

東京オリンピックの空手のルールや種目まとめ

東京オリンピックの空手のルールや種目についてご紹介しました。
今回、オリンピックの正式種目になったことで、空手に大きな関心が集まっているのは確かですし、オリンピックを機に、子供たちにも空手ブームがやってくる可能性は高いです。

空手は世界でも人気があるスポーツですが、

「流派が多すぎる為ルールが統一されていない」
「勝敗をつける判定がとても難しい」

といったことなどが理由で、オリンピックの種目には入ってきませんでした。

ですが今回の東京オリンピックで正式な種目となったことで、今後空手人気も上昇するのは間違いありません。

組手は、2人の選手が攻防を繰り広げるので、ドキドキハラハラしながら観戦することができます。
一方の型では、決勝戦まで、1戦1戦違う型が披露されるので、観ていてあきるなんてことはありませんし、型の美しさや迫力に魅了されるはずです。

元々沖縄が発祥の地とされている空手。
だからこそ、日本人選手へのメダル獲得の期待も高まっています。
試合を楽しむためにも、東京オリンピックが始まる前に、今回ご紹介した東京オリンピックの空手のルールや種目をしっかりと頭に入れておいてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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