卓球で強いチームを思い浮かべるとしたら中国や日本ですよね、オリンピックでもこの2か国が決勝戦をしているのをよく報道されていたりして、卓球の歴史はアジアの国から始まったのではないか、と思ってしまいそうですがそうではありません。
実は卓球はイギリスで誕生し、しかもはじめはテニスの延長のスポーツだったのです。
これから卓球の歴史についてなどをまとめていきます。
卓球の起源
卓球の歴史にはさまざまな説がありますが、現在の卓球の起源は1880年代にイギリスで貴族たちの遊びの中で広まりスポーツまで発展したもので、はじめはバトミントンのラケットの様なものとワインコルクを丸く削ったものを使用し、英語で「テーブルテニス」といわれるように、雨の中でテニスができなかった為に室内のテーブルの上でできないかと考えられ卓球が誕生しました。
その後1921年に「卓球協会」が誕生、1926年に「国際卓球連盟」誕生し最初の世界選手権がロンドンで開催されました。
ちなみに卓球がオリンピックの正式種目になったのは1988年のソウルオリンピックで、男女それぞれシングルス・ダブルスの4種目でした。
日本と卓球の歴史
日本に卓球がやってきたのは1900年代頭で、当時東京高等師範学校で教授をしていた坪井玄道氏がイギリスからルールブックと用具を持ち帰り、卓球を広めていきました。
そして、卓球が正式種目になった1988年のソウルオリンピックではメダルを獲得出来なかったのですが、福原愛選手が幼少期から活躍したことで注目を浴び卓球人口は増え始め、2002年には更なる選手の強化のために、将来性のある選手をドイツを拠点とした育成システムで成長させました。
その結果、2009年の世界選手権男子ダブルスで銅メダルを獲得、さらに男子12年ぶりの個人戦メダル獲得を成し遂げ、2012年のロンドンオリンピックでは女子も団体戦でオリンピック初の銅メダルを獲得し結果を残しました。
こうして1人の日本人から卓球の歴史が始まりました。
卓球用具とルールの歴史
1937年当時、日本選手が使っていたラケットは今のようにラバーが貼られておらず、木べらのままで試合をしていましたが、第二次世界大戦以降にさまざまなラバーが使用されたので、1959年に国際卓球連盟がルールを制定しラバーの厚みは4ミリまでのものと決まりました。
また、2000年以降細かいルールが決まりました。
・ボールの直径38㎜~40㎜
・21点制から11点制に
・5本ずつで交代されるサーブが2本ずつに変更
・サーブの時にボールを隠す行為を禁止
(ボールを握らずに手の上にのせる)
歴史の中で改良を重ね、今のルールになりました。
まとめ
卓球の歴史を簡単にまとめてみました。
まとめながらも知らなかったことが多くあり、ルールなどは今後も変更がさせる可能性があるので目が離せません。
ぜひ東京オリンピックに向けて卓球を知ってみてはどうでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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