東京オリンピック開催まで1年を切りました。
日本レスリング界期待のホープ、そしてポスト吉田沙織とも言われている向田真優選手。
2019年9月に行われた世界選手権女子53kg級で2位となり、東京オリンピックの日本代表選手に決定しました。
今回は、向田真優選手について実績や強さとプレースタイル、性格やご家族についてご紹介します。
【東京オリンピック】レスリング 向田真優選手のプロフィール
それでは向田真優選手の基本的な情報をご紹介します。
これを知っていれば、東京オリンピックをさらに面白く観戦することができるはずです。
向田真優選手プロフィール
名前 | 向田真優(むかいだまゆ) |
生年月日 | 1997年6月22日(22歳) |
出身地 | 三重県四日市市 |
身長/体重 | 157cm/57kg |
チーム | JOCエリートアカデミー |
大学 | 至学館大学 |
階級 | 53kg級、55kg級 |
好物 | マスカット |
家族構成 | 父、母、姉、弟の5人家族 |
【東京オリンピック】レスリング 向田真優選手の実績・成績
向田真優選手のプロフィールをご紹介しました。
次にこれまでの実績・成績を確認しましょう。
主な過去の実績・成績
年月 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
2012年8月 | 世界カデット選手権52kg級 | 金メダル |
2013年8月 | 全国高等学校総合体育大会女子52kg級 | 優勝 |
2013年8月 | 世界カデット選手権52kg級 | 金メダル |
2014年3月 | 女子国際大会カデットの部52kg級 | 優勝 |
2014年8月 | 南京ユースオリンピック52kg級 | 金メダル |
2015年2月 | クリッパン女子国際大会シニア53kg級 | 優勝 |
2016年8月 | 世界ジュニア55kg級 | 優勝 |
2016年12月 | 全日本レスリング選手権大会53kg級 | 優勝 |
2017年8月 | 世界選手権53kg級 | 準優勝 |
2018年10月 | 世界選手権55kg級 | 優勝 |
2019年9月 | 世界選手権53kg級 | 準優勝 |
本当に素晴らしい成績を残しています。
これからさらに飛躍する姿をぜひ見てみたい選手ですよね。
【東京オリンピック】レスリング 向田真優選手の強さとプレースタイル
向田選手は、吉田沙保里選手や伊調馨選手ら世界チャンピオンをたくさん輩出している名門・至学館大学レスリング部に在籍しています。
日ごろからオリンピック出場選手らとのハイレベルな練習に取り組んでいるので、レスリングをするのにはとてもいい環境に身を置いています。
所属する至学館大学レスリング部の練習は、1日4時間、週6日。
その半分は体力強化のためにあてられます。
ときに、先輩2人(合計約100kg)を担いで、坂道をダッシュするという脚力強化の苦しいトレーニングもこなすこともあるそうです。
また、引退した吉田沙保里選手に技術やトレーニング面について教えを乞うこともあるようで日々勉強、日々進化の毎日を送っています。
向田選手は、体幹がとても強くバランスがいいところ、また低い姿勢からのタックルが得意で、常に攻撃的にプレーをすることができるのが最大の強みです。
そんな向田選手ですが、過去には大きな壁にぶつかることも少なくありませんでした。
特に、2017年の世界選手権決勝でのバネサ・カラジンスカヤ選手との対戦での敗戦は、自分の弱さをまざまざと突き付けられたそうです。
ここぞという時の詰めの甘さと、メンタルの弱さが露呈してしまいました。
向田選手はこの壁を乗り越えるべく、休みを返上し少しでも時間ができたら、トレーニング室へ向かい体を動かすことに専念しました。
また、基礎的なスタミナをつけるためこれまでの練習量を大幅に増やし、走り込みも徹底して行いました。
今後は、2020年東京オリンピックへむけ、タックルの決定力のアップと、失点を減らすことを大きな課題とし、練習に取り組んでいくそうです。
そして、強い選手との対戦を繰り返していくことが、向田選手のレベルや実力を底上げしていく鍵となるはずです。
【東京オリンピック】レスリング 向田真優選手の性格やご家族について
向田選手の性格は、レスリング中の闘志を燃やしているときとは打って変わって、普段はいつも笑顔を絶やすことなく、みんなを明るく盛り上げる人気者で、仲間思いのとても優しい性格だそうです。
しかし、ときにこの優しい性格がレスリング競技にとって足かせとなってしまうこともあるようで、その点をどのように切り替えていくかが今後のポイントになるでしょう。
向田選手のご家族は、父、母、姉、弟の5人家族です。
お父さまは、若いころブラジリアン柔術をやっており、お母さまとお姉さまは空手をやっているそうです。
まさに格闘家一家といっても過言ではないでしょう。
向田選手は、お母さまの影響で空手をはじめ、5歳のときにお父さまの勧めでレスリングに転向し、それ以来ずっとレスリング一筋だそうです。
レスリングに転向させたお父さまの目に狂いはなく、向田選手は小学生のときからすでに頭角を現しはじめ、小学3~6年生までの全国少年少女選手権大会で4連覇を果たすなど輝かしい実績をたくさん積み上げました。
向田選手は、東京オリンピックに出場しメダルを取ることで「日本には、吉田沙保里選手以外にも強い選手がいるんだぞということを、世界に知らしめたい」と語っているので、東京オリンピックでは間違いなくメダルを獲得してくれるに違いありません。
【東京オリンピック】レスリング 向田真優選手のまとめ
霊長類最強と言われた吉田沙保里選手が守り続けた階級で、「ポスト吉田」と呼ばれる向田選手が、新たな女王として2020年東京オリンピックの表彰台で、笑顔で金メダルを高く掲げる姿を期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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