2020年7月に開幕する東京オリンピック。
いよいよ1年をきり、レスリング競技の日本代表選考が始まっています。
2019年9月に、カザフスタンで開催されたレスリング世界選手権は、東京オリンピックの予選大会にもなっており、この大会において女子57kg級で見事優勝を果たした川井梨紗子選手は、東京オリンピックへの切符を勝ち取りました。
今回は、川井梨紗子選手について実績や強さ、家族についてご紹介します。
【東京オリンピック】レスリング 川井梨紗子選手のプロフィール
それでは川井梨紗子選手の基本的な情報をご紹介します。
これを知っていれば、東京オリンピックをさらに面白く観戦することができるはずです。
川井梨紗子選手プロフィール
名前 | 川井梨紗子(かわいりさこ) |
生年月日 | 1994年11月21日(24歳) |
出身地 | 石川県津幡町 |
身長 | 160cm |
所属 | ジャパンビバレッジ |
大学 | 至学館大学 |
階級 | 57kg級、58kg級 |
好きな歌手 | 倖田來未 |
家族構成 | 父、母、妹2人の5人家族 |
【東京オリンピック】レスリング 川井梨沙子選手の実績・成績
川井梨沙子選手のプロフィールをご紹介しました。
次にこれまでの実績・成績を確認しましょう。
主な過去の実績・成績
年月 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
2015年3月 | ワールドカップ58kg級 | 優勝 |
2015年9月 | 世界選手権63kg級 | 優勝 |
2016年8月 | リオデジャネイロオリンピック63kg級 | 金メダル |
2016年5月 | 全日本選手権58kg級 | 優勝 |
2017年8月 | 世界選手権60kg級 | 優勝 |
2017年6月 | 全日本選手権62kg級 | 優勝 |
2018年3月 | ワールドカップ62kg級 | 優勝 |
2018年6月 | 全日本選抜選手権59kg級 | 優勝 |
2018年10月 | 世界選手権62kg級 | 優勝 |
2019年6月 | 全日本選抜選手権57kg級 | 優勝 |
2019年9月 | 世界選手権57kg級 | 優勝 |
勝
2019年9月 世界選手権57kg級 優勝
本当に素晴らしい成績を残しています。
これからさらに飛躍する姿をぜひ見てみたい選手ですよね。
【東京オリンピック】レスリング 川井梨沙子選手の強さについて
川井選手の強みは、アグレッシブさと相手をよく観察し、どこを仕掛けてポイントを取ることができるかを考えることができる冷静さと高い集中力にあります。
川井選手は、技術や精神面を鍛えるべく、男子レスリングのトップ選手が通う山梨学院大学男子レスリング部で、男子と同じ過酷な練習メニューをこなし、日々体力と技術の向上に取り組んでいます。
今後は、持ち前のフットワークで、試合序盤から勝負をかけて攻め切ることができるかがカギとなってきます。
そんな川井選手ですが、これまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。
川井選手は、4年前のリオデジャネイロオリンピック63kg級で、金メダルを獲得しました。
そこで夢を達成できたのかと思いきや、川井選手のなかでそれは納得できるものではなかったそうです。
リオデジャネイロオリンピックは栄監督から、同じ階級の伊調選手を避け、階級を上げて挑戦してほしいと告げられ、納得していなかったなかで出場した大会だったそうです。
階級変更を告げられた時は、悔しくて悔しくて何度も泣いたといいます。
そして、2018年2月競技に復帰した絶対的女王・伊調馨選手との対戦に負けたときも、とても大きなショックを受け、レスリングをやめることまで考えたそうです。
そんなとき、家族が大きな支えとなりました。
特に一緒にレスリングをやってきた妹の友香子さんの存在は大きかったそうです。
「友香子と一緒にオリンピックに出たい」そう気持ちを新たにした川井選手は、また苦しくつらい練習に挑むことにしました。
マット練習はもちろん急な坂道を利用したきついランニングも積極的に行い、下半身を鍛えぬきました。
そして今年、全日本選抜選手権・プレーオフで伊調選手に2連勝した川井選手は、念願の本命階級で東京オリンピックの切符を掴みとりました。
伊調選手と同じ階級で、伊調選手を倒して、東京オリンピックに出場しメダルを取ること。
今まさにその夢に向かって大きく前進している川井選手。
東京オリンピックでは、きっと表彰台の一番高いところで飛び切りの笑顔を見せてくれることでしょう。
【東京オリンピック】レスリング 川井梨紗子選手の家族について
川井選手の家族は、父、母、妹2人の5人家族です。
なんと家族は全員レスリング経験者のうえ、みなさん輝かしい成績を残している素晴らしい一家なのです。
父親の川井孝人さんは、日本体育大学でレスリングをやっていたころ、全日本学生選手権大会グレコローマン74kg級で優勝した実力の持ち主です。
現在も、石川県高等学校体育連盟レスリング専門部専門委員長をされており、レスリングに深く関わっています。
母親の川井初江さんもレスリング経験者で、しかも1989年世界選手権53kg級日本代表選手だったそうです。
そして、妹の友香子さんと優梨子さんもレスリングをしており、特に歳の近い友香子さんは、2019年9月の世界選手権62kg級3位となり、見事姉妹での東京オリンピック出場権を獲得しました。
【東京オリンピック】レスリング 川井梨紗子選手のまとめ
川井家は家族全員がレスリング経験者。
両親2人も過去に素晴らしい成績を残しており、川井選手はレスリングをするために生まれてきたようなまさにレスリング界のサラブレッドです。
リオデジャネイロオリンピックでは、成し遂げられなかった本命階級での金メダル獲得を、今回の東京オリンピックではきっと実現することでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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