【東京オリンピック】テニスのボールボーイとは?応募や給料、必要なこと、役割や試合中の動作まで詳しくご紹介!

テニス

 

テニスのボールボーイというお仕事をご存じでしょうか?
女性の場合だとボールガール、子どもの場合だとボールキッズ、最近では総称としてボールパーソンという呼び方が主流なってきています。
今回は、東京オリンピックテニス競技のボールボーイとは?応募から役割、給料などを詳しくご紹介していきます。

東京オリンピックテニス競技のボールボーイとは?

ボールボーイは、19世紀にヨーロッパの貴婦人たちが豪華なドレスのままテニスをプレーした時に、ボールを取りに行くことができなかった為、その場にいた子供たちにボールを拾うのを手伝わせたことが始まりだと言われています。

現在のボールボーイは試合中、ネットの両端に2名とコートを囲むように4名配置され、選手がスムーズに試合ができるようサポートをしています。
大会によっては若干人数が変わる場合もあります。

ボールボーイの年齢は、テニス4大大会での平均は11歳~15歳となっています。
全豪オープンでは12歳~15歳、全米オープンでは14歳以上で上限は決められていません。
ボールボーイの中でもウィンブルドンのボールボーイはテニス界でもトップレベルと言われ彼らの平均年齢は15歳となっています。

2020年に開催される東京オリンピックテニス競技での、ボールボーイは高校1年生~大学4年生までが対象となっています。

東京オリンピックテニス競技のボールボーイの応募や給料について

東京オリンピックテニス競技での、ボールボーイは日本テニス協会が募集をしていて現在は募集終了となっていて、募集時に給料等の明記はありませんでした。
細かな諸条件は以下の通りです。
開催日程:2020年7月25日(土)~8月2日(日)
活動時間:1日8時間程度(休憩・待機時間を含む)そのほかに食事時間もあります。

ボールボーイは、それぞれの大会で公募され採用されたのち長期間、研修やトレーニングを受け本番の舞台に立つことになります。
特に歴史ある大会、ウィンブルドンのボールボーイは非常に狭き門となっています。
ウィンブルドンのボールボーイは、地元の学校の校長などの推薦をもらい、厳正な審査と抽選により選ばれます。
その後、プレトレーニングプログラムというボールボーイに必要な基礎知識を学ぶインターネット上のプログラムを修了し、実際の試合を想定した数々のトレーニングを受け、晴れてウィンブルドンの舞台に立つことになります。
2年間はボールボーイとして活躍することができますが、その間も常に査定が続けられ選抜組に選ばれたボールボーイは決勝の舞台でお仕事をすることになります。
ウィンブルドンのボールボーイの給料は大会期間すべて総額で2万円ほどしか支給されません。

日本でのボールボーイは、大学のテニスサークルに入っている人がやることが多く、こちらも規則が厳格で、待機の仕方やボールの渡し方や移動方法をしっかりとトレーニングを受けたのちコートに立つことになります。
給料は、ボランティアとしてやっている団体もあり、もらえるとしても最低賃金程です。
ボールボーイとしてきちんとお給料をもらおうというよりは、テニスが好きで少しでも関わりたい、一流の選手の試合を肌で感じたいという思いで取り組む人が多いようです。

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東京オリンピックテニス競技のボールボーイに必要なこと、役割や試合中の動作について

ボールボーイになるために必要なことの基本は、テニスのルールをしっかり理解していることです。
テニスのゲームの進み方やタイブレークのコートチェンジのタイミングなどは、ルールを理解していないと対応できません。
また、視力が良く素早く動くことができ、ボールの扱いが上手なことも大事です。

精神面で見ると、テニスの試合はショーとして開催されます。
たくさんの観客に見つめられながらコートに立つのは、選手だけでなくボールボーイも同じです。
そのような環境の中でも冷静かつ、選手の表情や動きから相手の求めることを読み取ることができる能力はとても重要になってきます。

次にボールボーイの役割について見てみます。
ネット横に待機しているボールボーイは、フィールドから外れたボールやネットに当たったボールを回収します。
選手の後ろ側に待機しているボールボーイは、サービスの時に選手へボールを供給したり、ポイント間に選手が汗を拭くためのタオルの受け渡しをしたりします。
また、選手がベンチへ戻っている間は、選手のドリンクの供給や日差しがキツイ時には日傘を差したり、ラケット交換の時のビニールの回収等を行います。

試合中のボールボーイの動作については、サービスのボールを渡す際は、ボールを持った手を高く掲げ1球ずつ選手へ投げます。
また、ボールの運び方は特に重要で大会によって異なります。
全仏は転がさずできるだけ持って運び、全米では遠投で投げ、全豪とウィンブルドンは転がして運ぶことが多いです。
全てに共通していることはボールボーイは、常に最短でボールを回収し待機場所に戻ることができるよう考え行動しなければならない点です。

このように高い能力を求められるボールボーイに選ばれる人の多くは、テニスをプレーしている子供たちです。
プロテニス選手を夢見る子供たちにとってボールボーイはキラキラ輝く憧れの存在なのです。

東京オリンピックテニスのボールボーイまとめ

いかがでしたでしょうか?あまり聞きなれないテニスのボールボーイ。
どんな役割を担っているかわかると、様々な思いを抱えオリンピックの舞台に立つために努力しているのは選手だけではないということがよくわかります。
東京オリンピックテニス競技を観戦しに行く方は、ぜひ夢の舞台に立って選手を一生懸命サポートしているボールボーイにも熱い声援を送ってあげてください!

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