【東京オリンピック】テニスの強化選手と出場資格について

テニス

東京オリンピックまであと1年を切り、国内でもオリンピックムードが高まってきています。
今回のオリンピックでもたくさんの競技がありますが、その中の一つにテニスがあります。

東京オリンピックのテニスの強化選手と出場資格について、詳しくご紹介します。

テニスでオリンピックに出るために必要な条件とは何なのか、好きな選手は代表になれる可能性があるのかどうか、ぜひチェックしてみてください。

東京オリンピックのテニスの強化選手と出場資格とは?

強化選手とは?

東京オリンピックのテニスの強化選手というのは、世界で活躍する日本人テニスプレーヤーで、オリンピック出場候補となる選手になります。
この強化選手に選ばれると、2020年の3月まで選手たちが出場するツアーなどに、ナショナルコーチやトレーナーやフィジカルコーチなどを派遣するなどのサポートを受けることができます。

1次選考と2次選考があり、すでに2019年6月18日に1次選考で決定した強化選手の名前が発表されました。

東京オリンピック強化選手(男子6名)

錦織圭
内山靖崇
綿貫陽介
西岡良仁
マクラクラン勉
ダニエル太郎

東京オリンピック強化選手(女子9名)

大坂なおみ
加藤未唯
穂積絵莉
青山修子
土居美咲
二宮真琴
志満綾乃
日々野菜緒
奈良くるみ

といったメンバーになっています。
ですがこれはあくまでも一次選考で選ばれた方たちであって、2019年の12月にもう一度評価の見直しや検証を行って、2020年1月の全豪オープンの後に二次選考で決定した強化選手が発表されることになっています。

一次選考で選ばれたからといって、それがイコール日本代表というわけではないのです。

出場資格とは?

東京オリンピックのテニスの出場資格は誰にでも与えられるものではありません。
定められた条件をクリアした人だけが東京オリンピックのテニスの出場資格を得ることができるのです。

その条件とは、

「2020年の全仏オープン終了の時点でのランキング56位以内であること」
「男子はデビスカップ、女子はフェドカップで過去4年の間に3回以上出場している」

というものになっています。

デビスカップとフェドカップの出場回数ですが、特例が設けられています。

1. 過去にデビスカップやフェドカップに20回以上の出場経験がある
2. 所属国チームが2016年8月~2020年6月の間に3年以上ゾーングループにいる

これらの条件がクリアできれば、デビスカップやフェドカップの出場回数は2回でOKとなります。

詳しくは後の章でご紹介しますが、強化選手に名前が挙がっている「大坂なおみ」選手は、オリンピック出場資格を満たせていないことがわかっています。

東京オリンピックのテニス!出場資格は?

2020年の行われるオリンピックのテニスの出場資格の詳細を、わかりやすくご紹介します。

1. 出場できる人数

東京オリンピックのテニスに出場できるのは、男女ともシングルスで1つの国で最大4人までとなっており、64人が出場することになります。
男女ダブルスと混合ダブルスどちらも、1つの国で2組までと定められています。

2. 年齢制限

東京オリンピックが開催されるときに、

男子は14歳以上であること
女子は15歳以上であること

というふうに、年齢制限が設けられています。

3. シングルスの出場資格

シングルスは64人のうち、56人は世界ランキング上位からダイレクトインで選ばれます。
残りの8人についての選出方法は下記の通りとなります。

・2018年アジア大会での優勝者1名
・2019年アメリカ大会から優勝者と準優勝者各1名ずつ計2名
・2019年アフリカ大会での優勝者1名
・ヨーロッパのシングルスランキング最上位1名(ダイレクトインで選ばれなかった選手)
・オセアニアのシングルスランキング最上位1名(56人に選ばれなかった選手)

・「デビスカップやフェドカップに出場していない」
「過去のオリンピック金メダリスト」
「ダイレクトインの56人の中に入っていない世界ランキング300位以内」
「グランドスラムで優勝経験がある」
といったことに当てはまる選手の中から、国際テニス連盟が男女2名を推薦

もし万が一、開催国である日本人選手が、64人の中に一人も入っていないという状況に陥った場合でも、「開催国枠」というものがあり、日本から1名の出場が認められます。

4. ダブルスの出場資格

ダブルスの出場組数は、男女共32組に決められており、エントリーは1つの国につき2組まで可能です。
本選には31組、残りの1組は開催国である日本で決定済みです。

31組の出場資格は、

・2020年6月時点でのダブルスランキングのトップ10に入っている
・上記以外はペアランキング合計の高いものから選出

5. 混合ダブルスの出場資格

出場組数は16組と決められており、1つの国で最大2組のエントリーができます。
15組が本選にそのまま進むことなり、残りの1組は開催国である日本になります。

混合ダブルスに関しては、男女共にシングルスやダブルスの出場権をもっていて、会場に来ている選手に限られます。
混合ダブルスだけの出場ということは、認められていません。

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大坂なおみ選手が出場できない?!

大坂なおみ選手がテニスの世界ランキング1位となり、一時期日本国内は「なおみフィーバー」状態となっていました。
当然、東京オリンピックのテニスでのメダル獲得への期待はかなり大きなものとなってきています。

東京オリンピックのテニスの強化選手でも、出場資格にあげられている条件をクリアしなければ、大阪なおみ選手であっても出場することさえできなくなってしまうということもあり得ます。

大坂なおみ選手のフェドカップ出場回数はどうでしょうか?

2019年の2月に行われたフェドカップに、大阪なおみ選手が出場しなかったことはご存知の方も多いはずです。
4年の間に3回出場していないといけないので、大阪なおみ選手に関しては、あと1回フェドカップに出場する必要があります。

ただ、日本人女子テニス選手の中で、世界ランキングの100位以内にランクインしている選手は今のところいません。
仮にフェドカップ出場という条件を満たしていなかったとしても、開催国枠で出場という可能性も十分にあります。

2020年6月までに、世界ランキング上位をキープすることも必要なのですが、おそらく大坂なおみ選手に関しては心配ないのではないでしょうか。

まだ決定はしていませんが、大阪なおみ選手が東京オリンピックのテニスの日本代表になる可能性はひじょうに高いといえます。

東京オリンピックのテニス強化選手と出場資格まとめ

東京オリンピックのテニスの強化選手と出場資格についての詳細をご紹介しました。
すでに1次選考での強化選手も決定し、2次選考でどの選手が残ってくるのかとても楽しみですね。

東京オリンピックのテニスの出場資格に関しては今回ご紹介した通り、シングルス、ダブルス、混合ダブルス、それぞれで条件があります。
混合ダブルスについては、それのみの出場は認められておらず、シングルスかダブルスのいずれかの出場の権利をもっていて、大会の会場に来ている人に限られます。

錦織圭選手と大坂なおみ選手が、オリンピックのテニスの代表になると多くの方が思っているでしょう。
このお二人の活躍によって、日本国内でテニスの人気は急上昇しています。

ただ、やはり決定するまでは何が起こるかわかりません。
他の選手の方たちも、東京オリンピックのテニスの日本代表になるために、日々努力をされています。

誰がテニスの日本代表に選ばれても、記念すべき東京オリンピックで、すべての選手が実力を出し切り戦うことができるよう、みなさんでしっかりと応援していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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