2020年7月に開幕する東京オリンピック。
数ある陸上競技のなかでもリレーは1番人気であり、観客も無条件で盛り上がれる種目です。
人気選手も多数登場することもあり、今からとても楽しみですよね。
今回は、東京オリンピック陸上リレーの日程やあまり知られてないルール、注目チームと選手を合わせてご紹介していきます。
東京オリンピック陸上リレーの日程やルールは?
陸上リレーのルールは、400mトラック1周を4人で決められた距離をバトンをつなぎながら走りそのタイムで競われます。
スターティングブロックを使用し、クラウチングスタイルの形からスタートします。
フライングはそれぞれのレースで1回のみで2回目になると失格です。
ゴールに関しては、選手の胴体がゴールラインに到達した時点でゴールとし写真判定されます。
なかでも、リレーはバトンパスが命と言っても過言ではありません。
いかにスムーズにバトンパスができるかによって勝敗が大きく変わります。
個人のタイムが速いだけでは勝てないのです。
そのバトンパスにも下記のようなルールがあります。
①投げずに必ず手で運んで渡す。
②手に何かをはめてはダメ。
③バトンを落としたら渡す人が拾って渡す
④決められたエリアの中でパスを行う。
以上の4つになります。
これをいかに高精度に行えるかが鍵となります。
開催場所はオリンピックスタジアムで、日程は下記のとおりとなっています。
(混合4×400mリレー)
7月31日(金)19時~ 予選
8月 1日(土)19時~ 決勝
(男子4×100mリレー)
8月 6日(木)9時~ 予選
8月 7日(金)20時~ 決勝
(男子4×400mリレー)
8月 7日(金)20時~ 予選
8月 8日(土)19時~ 決勝
(女子4×100mリレー)
8月 6日(木) 9時~ 予選
8月 7日(金)20時~ 決勝
(女子4×400mリレー)
8月 6日(木)19時~ 予選
8月 8日(土)19時~ 決勝
東京オリンピック陸上リレーの注目チームは?
まず男子4×100mリレーについては、アメリカ・ジャマイカが王座を奪い合っており、特にジャマイカは引退したウサイン・ボルト選手加入後から圧倒的な強さを誇っていました。
ただ、前回大会限りで引退してしまい、さらに後継選手があまり育っていないため2019年5月に開催された、世界リレー横浜大会ではメダルに手が届いていません。
そのため東京オリンピックに関してジャマイカは、メダルに届くかどうか不安定な状況のようです。
前回大会の男子4×100mリレーの結果は、金メダル=ジャマイカ・銀メダル=日本・銅メダル=カナダの順でメダルを獲得しています。
アメリカは着順3位でしたが、バトンパスをしてもいい範囲に入る前に次の走者にバトンが触れたため、失格となってしまいました。
この種目日本は、前々回大会4位で着実にメダルに近づき、前回大会2位でついにメダルを獲得しました。
東京オリンピックでは、ジャマイカの実力が未知数なことも考えると、よりいい色のメダルを狙えることを期待できます。
次に、女子4×100mリレーと4×400mリレーについては、こちらもアメリカ・ジャマイカを中心に強豪が揃っています。
前回大会の結果は、金メダル=アメリカ・銀メダル=ジャマイカ・銅メダル=イギリスの順でメダルを獲得しています。
なかでも、近年アメリカの女子リレー種目おいては、アリソン・フェニックス選手が欠かせない存在となっています。
アリソン・フェニックス選手は前回大会で、女子400m=銀メダル、4×100m・4×400mリレーでそれぞれ金メダルを獲得しています。
そのほか世界陸上選手権大会等でも数々のメダルを獲得しており女王として君臨しています。
東京オリンピックにおいてもメダル争いに絡んでくることは間違いありません。
このほかに混合4×400mリレーは、2020年東京オリンピックから正式採用されることになった種目です。
初めてのオリンピックでどこの国がメダルを手に入れるのかとても楽しみな種目です。
東京オリンピック陸上リレーの日本人注目選手は?
男子4×100mリレーに関して、2019年5月に行われた世界リレー横浜大会で、多田修平選手・山縣亮太選手・小池祐貴選手・桐生祥秀選手の4名で挑みました。
しかし、アンカーへのバトンパスのミスにより失格、予選敗退となってしまいました。
ですが、日本は前回大会においてジャマイカには勝てなかったものの、アメリカを抑えて2位の銀メダルを獲得しており、今大会、ジャマイカの戦力ダウンも否めない状況のなかメダルを獲得できる可能性はかなり高いと見られます。
特に注目される選手は、100m走でも高い注目度を誇っているサニブラウン選手・桐生祥秀選手。
その他、山縣亮太選手、ケンブリッジ飛鳥選手・多田修平選手・小池祐貴選手らも有力とみられており、誰が出てきてもおかしくない状況です。
次に男子4×400mリレーを見てみましょう。
この種目日本は長く低迷を続けていました。
ですが、世界リレー横浜大会において、ウォルシュ・ジュリアン選手・佐藤拳太郎選手・北谷直輝選手・若林康太選手の4名で挑み、予選を3分02秒55で予選を通過、決勝3分03秒24で4位に輝きました。
銅メダルにはあと1歩届きませんでしたが、これにより世界選手権への出場券を獲得。
このまま好調をキープできれば東京オリンピックでの活躍も期待できるかもしれません。
東京オリンピック陸上リレーのまとめ
近年、日本はこのリレー種目に関しては大きく躍進しています。
それもあり、一体誰が代表に選ばれるのか、走順はどうなるのか、メダルは取れるのかなど多くの注目が集まっています。
2020年東京オリンピックで前回よりも日本が表彰台の高い位置に立つことを心から期待しましょう。
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