東京オリンピックの卓球種目で使用される卓球台を日本の三英が手掛けることが正式に決定しました。
オリンピックといえば、やはり選手などに注目が集まりますが、実はこの三英は、1992年バロセロナオリンピック、そして前回のリオデジャネイロオリンピックで卓球台を手掛けいるのです。
要は、選手でも非常に難しい3度目のオリンピックという事になります。前回のリオデジャネイロオリンピックで作成された卓球台「インフィニティ」は、綺麗な美しい卓球台として世界中の人々の注目を集めました。
このインフィニティを作成するのには、天童木工との技術提携があり、流麗な形状の木製技術と台のデザインで話題となりました。
もちろん、選手から非常に使用しやすい台としても認められており、東京オリンピックではどの様なデザインの卓球台がお披露目になるのか注目を集めているのです。
国際卓球で認められている卓球台の大きさ
卓球台は世界共通の大きさ決められています。
現在の規定の大きさは次の様になります。
卓球台
長さ 2.74m
幅 1.525m
高さ 76㎝
ネットの高さ 卓球台面から15.25㎝
東京オリンピック使用される三英の卓球台 三英とはどんな会社
引用 http://www.sanei-net.co.jp
バロセロナオリンピック、リオデジャネイロオリンピックに続き東京オリンピックでも三英が手掛ける卓球台の使用が決まりました。
リオデジャネイロオリンピックで話題を呼んだ卓球台インフィニティを皆さんも見たと思いますが、非常に美しく日本の技術の高さを証明してくれたと言っても過言ではないかと思います。
次回の東京オリンピックでは3度目となる三英ですが、今回は三英がどういった会社なのかを詳しくまとめていきたいと思います。
三英は、もともとは松田林木店が1957年に卓球製造工場を創ったのが始まりだそうです。
そして、1962年に卓球台部門として独立してできた企業です。
現在では、日本の卓球台製造のシェア7割を占めているほどで、バロセロナオリンピックからは国際大会でも使用される程に成長しました。
歴史の長い三英の手掛ける卓球台の使用感は、日本のエースである水谷隼は、三英の卓球台なら問題ないと言い切るなどその信頼性が非常に高いと言えます。
また、リオデジャネイロオリンピックで使用された卓球台インフィニティは公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞も受賞しています。
リオデジャネイロオリンピックで話題になったインフィニティはどうして生まれた
引用 http://www.sanei-net.co.jp
リオデジャネイロオリンピックで話題を生んだ卓球台のインフィニティは実は、3社との共同開発で生まれました。
まず、インフィニティをデザインしたのは、ウォークマンのデザインなどを手掛けてきたソニー出身の澄川伸一が担当し、木製の脚部は高級家具メーカーの天童木工が手掛けた様です。
ですので、三英と天童木工、そしてプロダクトデザイナーの澄川伸一で創りあげた夢の様な卓球台だったのです。
また、材料に使用されたのは東日本大震災で被災した岩手県宮古市のブナの木であり、東北の復興への思いも一台の卓球台にのせたのです。
様々な思いが詰まった夢の様な卓球台は使用感もよく、デザインも優れているため、東京オリンピックでも採用が決定しています。
リオデジャネイロオリンピックで使用されたインフィニティがどのように変化し、また新たな創造性が生まれるのか三英の卓球台に注目が集まります。
まとめ
卓球台を手掛ける三英は、バロセロナオリンピック、リオデジャネイロオリンピックに続き東京オリンピックで3度目の卓球台を手掛けることになりました。
日本の技術の高さを証明しながら、国際卓球連盟のパートナーであり、東京オリンピックの卓球台公式サプライヤーに認定された三英が世界から認められる企業であることが分かります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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