東京オリンピックのサッカーの年齢には制限がある!?

サッカー

2020年に開かれる東京オリンピックの種目数は、なんと339種目!出場選手数の上限は11,090人となっています。
すごい数ですね。

今回は、その中の一つであるサッカーに注目してみました。

東京オリンピックのサッカーの年齢には制限がある、という話を聞いたことがありませんか?
そもそもオリンピック競技において、いくつかの競技には年齢制限が設けられています。
サッカーも年齢に制限があるのか、その理由や、代表選手予想などをご紹介します。

東京オリンピックのサッカーの年齢に制限はある!

残念と思ってしまうかどうかはわかりませんが、実は東京オリンピックのサッカーに年齢の制限が設けられています。
ネットなどでも話題となっているのですが、出場選手は23歳以下となっています。
この年齢制限は男子サッカーに設けられており、1992年のバルセロナオリンピックの時に正式に導入が決定されました。

その4年後の1996年のアトランタオリンピックでは3人のオーバーエイジ選手参加がOKとなりました。
23歳以下となると、今現在、プロサッカーチームに所属して活躍している選手の多くは、出場できないということになります。
オリンピックは、若手サッカー選手のための大会ということになります。

出場選手の合計人数は、オーバーエイジ枠も含めて全部で18人となります。
みなさんもよく知っているサッカーの本田選手は23歳以上となり、基本的には出場資格はありません。
ですが、オーバーエイジ枠の3人というものがありますので、その中に入る可能性は十分にあります。

出場選手が18人というと、サッカーをよく知っている方からしてみれば「少ない」と思うはずです。そうです少ないです。
大きな国際大会などであれば、選手は23人登録することができます。さらに驚くべきことですが、なんと18人中ゴールキーパーが2名です。
ゴールキーパーは特別なポジションです。
一人が試合中に故障して出場不可能となれば、そのチームは、残りの試合をゴールキーパーが一人の状態で戦うことになってしまいます。
残された一人のゴールキーパーからすれば、かなりのプレッシャーとなることは間違いありません。
そのプレッシャーから、いつも通りのプレーができない、ケガをしてしまう、といったことも予測できます。
このように、東京オリンピックのサッカーの年齢に制限があるだけでなく、そもそもサッカーは、オリンピックという国際大会では、出場人数などの制限まで厳しく定められているのです。

東京オリンピックのサッカーの年齢に制限がある理由とは?

東京オリンピックのサッカーには年齢の制限があり、23歳以下でないと出場資格は与えられないことは、先にも書いている通りです。
では、どうしてこういった制限が設けられてしまったのでしょうか?

遡って調べてみたところ、そもそもオリンピックという大きな国際大会は、アマチュアスポーツの大会だということがわかりました。
サッカーは1900年にパリで行われたオリンピックではすでに正式競技となっていました。
そのパリオリンピックの際は、アマチュア選手だけが出場していたのです!

ですが、当時すでにサッカーの母国であるイングランドにはプロの選手も存在しており、その周辺諸国もその影響でどんどんプロの選手が増えていきました。
このことからFIFAでは、アマ、プロ問わずに参加できるワールドカップという大きな大会を1930年から開催させることにしました。
このことで、アマチュアしか参加しないオリンピックへの関心はどんどん薄れていきました。

そしてついに、1984年にロサンゼルスで開催されたオリンピックから、サッカーもプロにも参加資格を与えることを決定したのです。
ですがこの時点では年齢制限はありませんでした。
プロがオリンピックに参加することを認めたのはIOCです。
ですが、実はこのことをよく思っていなかったのがほかならぬFIFAだったのです。

そもそもオリンピックはアマチュアのみの大会でした。
サッカーのプロ選手が各国で誕生し、プロ、アマから選抜したナショナルチームを作って戦うワールドカップという大きな大会を作ったFIFA。
オリンピックにプロの選手が出場できるようになったことで、ワールドカップの存在そのものの意義が薄くなってしまうのではないかと考え始めたのです。

そこで、ロサンゼルスオリンピックにプロが出場できることになりましたが、サッカーワールドカップの予選や本大会に出場した選手に限っては、オリンピックへの参加資格は与えないという規定を作ったのです。
このような規定を作ってしまっては、今までのオリンピックと同じで、アマチュアだけの大会となってしまうのは、誰でも想像がつきますよね。
そこで、FIFAとIOCが互いの妥協点を探りあって決まったのが、この「23歳以下」という年齢の制限だったのです。

サッカーのワールドカップは、オリンピックよりも大きな大会です。
その大会の存在意義が薄まらないよう、且つ、プロもオリンピックに参加できる可能性を作ると考えたとき、年齢制限というところに到達したのでしょう。

サッカーファンで、東京オリンピックだけでなく、毎回オリンピックを楽しみにしている人からしてみれば、やはり人気のプロ選手にもオリンピックに出てほしいという思いはあります。
ですが、考え方を少し変えてみて下さい。
23歳以下という若手の選手に、オリンピック出場という大きなチャンスが与えられ、若手選手を私たち応援する側が知るいい機会にもなるのです。

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東京オリンピックのサッカー!代表選手予想!

東京オリンピックのサッカーの代表には誰が選ばれるのか、多くの方が注目していることですよね。
ネットでもいろんな予想がたてられています。
まずはゴールキーパーですが、やはりFC東京の「波多野 豪」選手が出場確実ではないかという声が多いです。
また、2019年のシーズンに大分トリニータ加入が決定した「小島亮介」選手の名前も多く上がっています。

そのほかの予想選手は以下の通りとなります。

大南拓磨(ジュビロ磐田)
町田浩紀(鹿島アントラーズ)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
板倉 滉(フローニンゲン)
藤谷 壮(ヴィッセル神戸)
伊藤達哉(ハンブルガーSV)
阿部裕葵(鹿島アントラーズ)
橋岡大樹(浦和レッズ)
中山雄太(柏レイソル)
平川 怜(FC東京ユース)

オーバーエイジ枠には、本田選手が入ってくるだろうという声が多数あがっていますが、これもやはりどうなるかはまだわかりません。
皆さんが期待している選手が代表に選ばれるかどうか、発表まで楽しみにしておきましょう!

東京オリンピックのサッカーの年齢制限まとめ

東京オリンピックのサッカーの年齢に制限が設けられており、23歳以下の選手に出場資格が与えられます。オーバーエイジ枠として3人も設けられており、チーム人数は18人となります。
サッカーの大きな大会にしては18人という少ない人数なので、ケガや故障なく、オリンピック全試合を乗り切らなければいけません。
サッカーもお子様の間ではかなり高い人気を誇っているスポーツなので、東京オリンピックを楽しみにしているというお子様も多いです。
もし年齢が制限されていることについて聞かれたら、

「男子のサッカーはオリンピックではちょっと特別で、23歳以下の選手のための世界選手権なんだよ」

と答えてあげるのがいいのではないでしょうか。

若い世代が中心になって作られるチームと知れば、お子さんによっては「オリンピックに出たい!」という新たな大きな目標を持ってくれたら、サッカーがもっと楽しくなるはずです!
23歳以下の選手で構成されるチームなので、お目当ての選手が出場できないとお嘆きの方、これからのサッカー界を盛り上げてくれる魅力的な選手を知るいい機会です!
いつものプロ選手たちの試合とはまた違った楽しさや感動を与えてくれる、それが東京オリンピックです。みんなで若手選手を応援してあげましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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