オリンピックでのお家芸ともされる柔道。過去には、数々の日本人メダリストを輩出してきました。
柔道は選手層が厚く日本代表を内定するのも大変です。そんな中、女子70㎏級の東京オリンピック日本代表に新井千鶴選手が内定しました。新井千鶴選手は初めて出場するオリンピックです。
新井千鶴選手のこれまでの経歴や苦労したエピソード、地元の期待なども含めて紹介していきます。
【東京オリンピック】柔道 新井千鶴プロフィール
新井千鶴選手とはどのような人なのでしょう。新井千鶴選手のプロフィールを紹介します。
新井千鶴のプロフィール
| 氏名 | 新井千鶴(あらいちづる) |
| 生年月日 | 1993年11月1日(26歳) |
| 出身地 | 埼玉県大里郡寄居町 |
| 身長/体重 | 172cm/70kg |
| 血液型 | O型 |
| 家族 | 父、母、兄 |
| 所属 | 三井住友海上 |
| 出身中学 | 寄居町立男衾中学校 |
| 出身高校 | 児玉高校 |
| 階級 | 70kg級 |
| 趣味・特技 | 寝ること、掃除、ガーデニング、映画をみる |
| SNS(twitter) | 不明 |
| 不明 |
新井千鶴選手は、三井住友海上に所属する女子70㎏級の柔道選手です。
兄の影響で幼稚園の頃、男衾柔道クラブに入門しましたが、年上の女子部員に囲まれて怖かったことがきっかけに1日で辞めてしまいます。
その後、小学校1年の時に再入門。中学時代は女子部員が1人とがむしゃらに取り組み、その後、進学した児玉高校で全国制覇し三井住友海上に所属します。
社会人に入ってからも活躍し、2020年2月に東京オリンピック内定を掴みました。
新井千鶴選手の趣味は、寝ることや掃除、ガーデニング、映画をみることです。練習が大変なので、練習後や休みの日にはのんびりしたいことが分かります。
【東京オリンピック】柔道 新井千鶴の実績・成績
新井千鶴選手がどのような選手なのか分かりました。新井千鶴選手は、柔道の実績や成績も素晴らしい経歴の選手です。
新井千鶴選手の実績・成績について紹介します。
※すべて柔道女子70㎏級の成績です。
| 年月 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 2013年 | 世界ジュニア選手権(リュブリャナ) | 銀メダル |
| 2013年 | 世界ジュニア選手権団体(リュブリャナ) | 団体：金メダル |
| 2013年 | グランドスラム(東京) | 金メダル |
| 2013年 | グランドスラム(モスクワ) | 銀メダル |
| 2014年 | グランドスラム(チュメニ) | 銅メダル |
| 2014年 | アジア大会(仁川) | 銀メダル |
| 2015年 | ワールドマスターズ(ラバト) | 銅メダル |
| 2015年 | グランドスラム(東京) | 金メダル |
| 2015年 | グランドスラム(アブダビ) | 銅メダル |
| 2015年 | 世界団体(アスタナ) | 金メダル |
| 2016年 | グランドスラム(チュメニ) | 金メダル |
| 2016年 | グランドスラム(東京) | 銀メダル |
| 2017年 | 世界柔道選手権(ブダペスト) | 金メダル |
| 2017年 | 世界団体(ブダペスト) | 金メダル |
| 2017年 | グランドスラム(パリ) | 金メダル |
| 2017年 | グランドスラム(東京) | 銀メダル |
| 2018 | 世界柔道選手権(バクー) | 金メダル |
| 2018 | グランドスラム(大阪) | 金メダル |
| 2018 | グランドスラム(パリ) | 銀メダル |
| 2019年 | 世界団体(東京) | 金メダル |
| 2019年 | ワールドマスターズ(青島) | 銅メダル |
| 2019年 | グランドスラム(バクー) | 金メダル |
| 2019年 | グランドスラム(大阪) | 銅メダル |
| 2020年 | デュッセルドルフ | 金メダル |
新井千鶴選手は、2013年の世界ジュニア選手権で国際デビューし、年々実力を発揮しています。これまで国際大会で獲得した金メダルの数は12個。実績も素晴らしい選手です。
しかし、2016年4月の選抜体重別では決勝でオリンピックの代表争いを繰り広げていた田知本遥選手(リオデジャネイロ五輪金メダリスト)に敗れ、あと一歩のところでリオデジャネイロ五輪への出場を逃しています。
2020年3月時点での世界ランキングは2位、東京オリンピックでも十分メダルが狙える位置にいます。
2020年、自身初のオリンピックで金メダルを狙います。
【東京オリンピック】柔道 新井千鶴は足技のエキスパート
新井千鶴選手の強さの秘密は足技にあると言われています。新井千鶴選手の身長は172cmと女性の中では高い身長です。
柔道は小さい選手の方が相手の懐に入り込み投げ技ができるので優位とされています。かつてオリンピック代表として活躍した谷亮子選手の身長は146cmでした。
そんな、身長の高い新井千鶴選手が得意とする技は、出足払・送足払・内股とすべて足技です。足技を本格的に身に付けたのは社会人になってからで、三井海上の柳沢久監督の指導の賜物だと言われています。
柳沢久監督は、女子柔道界を切り開いたパイオニアと呼ばれており、新井千鶴選手を今以上に強くするため足技に目をつけました。
その後、足技のエキスパートと呼ばれるほどに成長し、身長172cmから繰り出される足技は世界が恐れる新井千鶴選手の強力な武器です。
【東京オリンピック】柔道 新井千鶴は地元の期待も背に金メダルを狙う
新井千鶴選手を応援しているのは家族やファンだけではありません。新井千鶴選手の地元である埼玉県大里郡寄居町の町民も新井千鶴選手を応援しています。
新井千鶴選手は、オフに母校で講演会や柔道教室に積極的に参加しているなど、地元でも人気者の選手です。
世界大会の実績や地元の貢献が評価され、2017年8月には寄居町の町民栄誉賞も受賞されています。寄居町民にとっても新井千鶴選手は希望の星。東京オリンピックでは地元の期待も背負い金メダルを狙います。
【東京オリンピック】柔道 新井千鶴のまとめ
新井千鶴選手は、東京オリンピック柔道女子70㎏級日本代表の選手です。足技を強力な武器とし、地元の声援も受け初のオリンピックで金メダルを狙います。
東京オリンピックでの新井千鶴選手の活躍に期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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