【東京オリンピック】ソフトボールのルールは難しい?会場も含め詳しく解説

ソフトボール

東京オリンピックで3大会ぶりに復活したソフトボール。
ソフトボールは野球とセットとして女性はソフトボール、男性は野球がオリンピックの種目として選ばれました。

そんなソフトボールですが、野球よりもルールが複雑です。
ソフトボールのルールはどのようなものなのでしょう。
また、オリンピックのソフトボールはどこで開催されるのでしょう。
今回は、ソフトボールのルールや会場について紹介します。

【東京オリンピック】ソフトボールの基本的なルール、野球との違い

ソフトボールの基本的なルールを野球と比較して紹介します。

【オリンピックのソフトボールと野球の基本的ルールの違い】

ソフトボール 野球
人数 9人制 9人制
イニング(回数) 7回まで
(8回からは延長戦ではなくノーアウトランナー2塁から行うタイブレーク制)
9回まで
(10回からは延長戦、11回からはノーアウト一・二塁からタイブレーク)
交代 1度ベンチに退いてもスターティングメンバーだけ1度だけ同じ打順に復帰できる(リエントリー制) 1度ベンチに退くと復帰できない
バットの素材 3号バット(カーボン製) 木製
ボールの大きさ・重さ 12インチ
(直径30.16~30.8㎝)190~195g
硬式球
(直径22.9~23.5㎝)141.7~148.8g
リード・けん制 なし あり
グランドの広さ(ホームベースから外野フェンスまで) 女子:60.96m以上 男子:76.2m

ソフトボールと野球は、同じ9人制で一塁・二塁・三塁・ホームベースがありますが、ソフトボールは野球よりも狭いグラウンドの中で試合をします。
また、ボールの大きさや重さは、野球よりも重いですが、バットが短くカーボン製のため、遠くまで飛ばないようになっています。
また、ピッチャーのフォームも下手投げのみと決められています。

【東京オリンピック】ソフトボールの出場国は?

オリンピックのソフトボールの出場国は6か国です。
2020年1月現在、オリンピックに出場する6か国は決定しています。
オリンピックに出場する6か国を紹介します。

【ソフトボールの出場国】
東京オリンピックのソフトボールの出場国は日本を含め以下の国があげられます。
●日本(開催国)
●アメリカ(2018年WBSC世界選手権優勝国)
●イタリア
●メキシコ
●カナダ
●オーストラリア

このうちメキシコは、オリンピック初出場ですが実力のあるチーム、アメリカは2018年WBSC世界選手権優勝国であるので、強豪ぞろいであることに違いありません。

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【東京オリンピック】ソフトボールの日程と会場は?福島で開催理由とは?

ソフトボールの日程は野球より早い2020年7月22日~7月28日までですが、会場が福島県と神奈川県の横浜スタジアムと2会場あります。それぞれ日程と試合会場を紹介します。

【オリンピックソフトボールの日程と会場】

オリンピックのソフトボール日程と会場は以下の通りです(西暦はすべて2020年です)。

日程 会場 対戦カード
7月22日(水) 福島あづま球場 予選(3試合)
7月23日(木) 福島あづま球場 予選3試合
7月25日(土) 横浜スタジアム 予選3試合
7月26日(日) 横浜スタジアム 予選3試合
7月27日(月) 横浜スタジアム 予選3試合
7月28日(火) 横浜スタジアム 3位決定戦
決勝戦

東京オリンピックの試合会場は、7月22日・23日のみ福島県で開催されます。
この2日で6チーム全てが福島県の球場で試合をすることになります。
東京オリンピックのソフトボールが福島県で開催する理由は、震災復興を願ってからとのことでした。
東京オリンピックのソフトボールを福島県で開催することで、出場する国の選手や応援に来る人が、2011年に起こった東日本大震災当時の状況や現在の状況を知り、災害のことを人々に伝えていく目的があります。

【東京オリンピック】ソフトボールにはベースが2つある?ソフトボールの独自のルールを紹介

オリンピックのソフトボールは、野球と違い独自のルールもあります。
ここでは、ソフトボールにしかない独自のルールも紹介します。

①ベースが2つある

ソフトボールには1塁ベースのみ2つあります。
ベースの色は白とオレンジがあり、白は1塁手が踏むベース、オレンジは打者が踏むベースとなっています。
オレンジのベースは、1塁の白のベースより0.91m外側です。
打者と1塁手の接触を防ぐためにこのルールがあります。

②投手の投げ方に規定がある

投手の投げ方には細かな規定があります。投手の規定を簡単に紹介します。

●手と手首が必ず身体を通過する必要がある
●1回転以上、手を回して投げてはならない

ソフトボールは、打者との距離も近く、ボールも大きく重いため、腕を回転させた遠心力で速い球を投げます。
手の回転を増やせばスピードが増すので、回転数や投げ方に細かな制限があります。

③ソフトボールは8回以降にルールが変わる

最も戸惑う人が多いのが、7回で決着がつかなかった場合のルールの変更です。
ソフトボールに延長戦はありません。
8回になると突然いるはずのないランナーが登場します。
これは、タイブレーク制といって、ノーアウトランナー2塁から開始されます。
ピッチャーにとってはプレッシャーのかかる戦いですが、3塁に送る作戦など、戦術が大きく勝敗に左右されます。
タイブレークの理由は、試合時間の短縮の意味合いもありますが、点数の取り合いになることが多くなります。

【オリンピック】オリンピック ソフトボールルール・会場のまとめ

オリンピックのソフトボールのルールは、複雑で分かりにくいですが、ポイントさえおさえれば野球と変わらず、ボールを打って点数を競うスポーツです。

日本のソフトボールもオリンピックのメダルが期待されています。
そんな中、開催地の1つである福島県は、オリンピックを通じて東日本大震災の復興を願う意味も込められています。
東京オリンピックのソフトボールは、開催地にも注目して応援しましましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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