2020年の東京オリンピックで3大会ぶりに競技種目として復活したソフトボール。ソフトボールは3大会ぶりではありますが、日本のオリンピック2連覇もかかっています。日本が脅威とするライバル選手はどんな人でしょう。オリンピックソフトボールの注目選手を日本選手も含め紹介します。
【東京オリンピック】オリンピック注目選手!世界の強豪チームはどこ?
ソフトボールオリンピックの注目選手を知るうえで、世界のソフトボールはどこの国が強いのでしょう。ソフトボールの世界ランキングを紹介します。
ソフトボール世界ランキング(2018年最新版)
順位 | 国名 |
---|---|
1位 | アメリカ |
2位 | 日本 |
3位 | カナダ |
4位 | プエルトリコ |
5位 | メキシコ |
6位 | 台湾 |
7位 | オーストラリア |
8位 | 中国 |
9位 | イタリア |
10位 | オランダ |
ソフトボールの世界ランキングの上位の国は、日本を始め、アメリカ、カナダなどでヨーロッパはあまり普及されていないので順位は高くありません。特に、男子の野球が盛んの国はソフトボールの人気があります。
【東京オリンピック】ソフトボール注目選手①日本のエース上野由岐子
ソフトボールの注目選手と言えば日本が誇るエース上野由岐子選手ではないでしょうか。上野由岐子選手のプロフィールと簡単な経歴を紹介します。
名前 上野由岐子(うえのゆきこ)
生年月日 1982年7月22日
身長 177cm
ポジション 投手(右投・右打)
所属 ビックカメラ高崎
出身高校 福岡大附属若葉高校
成績・受賞歴 新人賞
最優秀防御率賞:6回
最優秀勝利投手:8回
ベストナイン:6回
MVP:8回
完全試合:7回
上野由岐子投手は、サッカー界では澤穂希さん、卓球界では福原愛さんと言うように日本の女子ソフトボール界を引っ張ってきた選手です。小学校3年からソフトボールを始め、10代の頃から日本のエースピッチャーとして活躍しています。
注目すべきは成績・受賞歴です。新人賞・MVPをはじめ、完全試合を7回と輝かしい成績・受賞歴があります。上野由岐子選手の特徴はなんといっても世界一速い球を投げる投手であることです。その球速は121km/h、体感速度は160~170kmといわれています。
世界一速い球と安定したコントロールを武器に、2008年の北京オリンピックでは2日間で3試合、413球を投げ抜き、金メダルを獲得したことから「上野の413球」としてその年の新語・流行語大賞の特別賞を受賞しています。
2020年の東京オリンピックのソフトボールの競技復活に伴い、引退せずに頑張ってきた上野由岐子投手ですが、2019年4月に下顎骨骨折と五輪出場が危ぶまれます。しかし、秋には無事に復活し、復帰戦にてノーヒットノーランを達成しています。東京オリンピックで最も期待される選手です。
【東京オリンピック】ソフトボール注目選手②二刀流の投手、藤田倭
2人目の注目選手は、上野由岐子選手の後継者と呼ばれる藤田倭選手です。
名前 藤田倭(ふじたやまと)
出身 大阪府出身
生年月日 1990年12月18日
身長 165cm
ポジション 投手(右投・右打)
所属 太陽誘電女子
出身高校 佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校
成績・受賞歴 最多勝利投手:3回
本塁打王:1回
打点王:1回
最高殊勲選手賞:1回
藤田倭選手の注目すべきところは、二刀流選手であることです。
最多勝利投手だけでなく、本塁打王・打点王も受賞しています。
日本代表の宇津木監督が「上野選手が太陽なら藤田選手は月だ」と表現するほど2枚看板の1人で上野由岐子選手に日が当たらない時は藤田倭選手と言われるように、活躍が期待された選手です。
また、藤田倭選手は上野由岐子選手と姉妹のように仲が良く、お互いを尊敬しあっています。
2019年8月に怪我で代表から離脱していましたが、東京オリンピックには間に合いそうです。東京オリンピックで藤田倭選手の活躍が期待されます。
【東京オリンピック】ソフトボール注目選手③アメリカ代表モニカ・アボット
東京オリンピックで日本の最大のライバルと言われているのがアメリカです。アメリカ代表のエースと呼ばれるモニカ・アボット選手を紹介します。
名前 Monica Cecilia Abbott(モニカ・セシリア・アボット)
生年月日 1985年7月28日
身長 190cm
ポジション 投手(左投・左打)
所属 トヨタ自動車(2009年~)
出身 アメリカ合衆国カリフォルニア州サリナス出身
成績・受賞歴 日本リーグで4度MVP
2018年世界大会優勝
モニカ・アボット選手は、アメリカ代表の選手ですが、なんと2009年より日本のトヨタ自動車でプレイしています。190㎝という長身から投げられる投球は世界ナンバーワンといわれます。2010年よりアメリカ代表から退いていましたが、東京オリンピックが開催されるのが決まり、2018年より復帰しています。
2018年の世界大会で日本を破りみごと世界大会優勝に貢献しています。上野由岐子選手、藤田倭選手とともに日本リーグで戦っていますので、お互い癖などは分っているでしょう。日本を含め、世界が警戒する選手の1人です。
【東京オリンピック】ソフトボール注目選手まとめ
ソフトボールは、東京オリンピックで3大会ぶりに復活した競技として注目されています。その中でも注目選手は、これまで世界のソフトボールを引っ張ってきた日本代表の上野由岐子選手、アメリカ代表のモニカ・アボット選手をはじめ、後継者と呼ばれる藤田倭選手です。
オリンピックの種目から外れても一途にソフトボールがオリンピックの種目になることを夢見てやってきた選手たちの東京オリンピックを注目しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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